当科の3つの特徴
患者中心のチーム医療の提供
大学病院としての特色を生かし、
各専門診療科と連携し
患者中心のチーム医療に
取り組んでいます。
高度先進医療の提供
先天性疾患や顎変形症など、
厚生労働省の定める疾患に起因した
咬合異常に対して、
地域の医療機関との連携をはかり、
高度先進医療を提供しています。
多様化した患者ニーズへの対応
小児の口腔機能の育成、
高齢者の矯正歯科治療、
審美性に配慮した矯正装置など
多様化した患者ニーズに
対応しています。
矯正歯科治療について
※矯正歯科治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。
あご(歯)の前後的関係の不調和
上顎前突(出っ歯)
- 上顎骨が突出
- 下顎骨が後退
- 上顎前歯が突出
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 抜歯(上顎左右4番) |
治療期間 (通院回数) |
約2年6か月 (約30回) |
費用 | 約130万円(税込) |
下顎前突(受け口)
- 上顎骨が後退
- 下顎骨が突出
- 前歯が反対咬合
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 抜歯(上顎左右5番 下顎左右4番) |
治療期間 (通院回数) |
約2年6か月 (約30回) |
費用 | 約130万円(税込) |
上下顎前突
- 上下顎前歯が突出
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 抜歯(上下顎左右4番) |
治療期間 (通院回数) |
治療2年6か⽉ (約30回) |
費用 | 約130万円(税込) |
あご(歯)の上下的関係の不調和
開 咬
- 上下の前歯が噛んでいない
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
約2年 (約24回) |
費用 | 約125万円(税込) |
過蓋咬合
- 上顎前歯が下顎前歯を深く覆っている
- 下顎前歯が上顎の内側の粘膜に噛みこんでいる
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
約2年 (約24回) |
費用 | 約125万円(税込) |
あご(歯)の左右的関係の不調和
交叉咬合
- あごが横にずれている
- 片側の奥歯や前歯が反対咬合
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
約2年 (約24回) |
費用 | 約125万円(税込) |
歯とあごの大きさの不調和
叢 生
- 歯がねじれたり、重なったりしている
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 抜歯(上顎左右4番) |
治療期間 (通院回数) |
約2年6か⽉ (約30回) |
費用 | 約130万円(税込) |
空隙歯列
- 歯と歯の間に隙間がある
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
約1年 (約12回) |
費用 | 約120万円(税込) |
歯が骨に埋まって生えてこない
埋伏歯
- 永久歯が萌出してこない
装置 | マルチブラケット |
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抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
約2年 (約24回) |
費用 | 約125万円(税込) |
矯正歯科治療の進め方
矯正歯科治療では、「初診相談」→「検査」→「診断」→「矯正歯科治療」→「保定」と進めていきます。
初診相談
歯並びや噛み合わせで気になることを伺い、矯正歯科治療の概略や治療期間、費用など、矯正歯科治療に関する疑問についてご相談させていただきます。
検 査
顎口腔領域における形態的・機能的検査を行います。検査には最低2回程度必要です。
- 形態検査
- 顔や歯や噛み合わせの写真撮影、歯型の採得、エックス線写真撮影を行います。
- 機能検査
- あごの動きや筋電図検査、咬合接触面積、咀嚼機能、咀嚼能率、咬合力、睡眠障害など顎口腔領域の機能評価を行います。
- 唾液検査
- 唾液からお口の健康状態、清掃度やう蝕のできやすさを調べます。
- その他
- 必要に応じてCT撮影やMRI撮像を行います。
診 断
検査結果をもとに、不正咬合の問題点と原因を明らかにし、患者さんにとって最適な治療計画を提示いたします。
不正咬合の状態や問題点、治療方法、治療期間およびスケジュールについて詳細にお伝えすることができます。
今後の矯正歯科治療を決定する重要なプロセスですので、納得いくまで十分にご相談ください。
治療開始
小児からの矯正歯科治療
成長期の矯正歯科治療では、不正咬合の発生を予測し予防すること、不正咬合の原因を取り除くことによりあごや歯列・噛み合わせの正常な成長を誘導し、口の機能を向上させ口元や顔かたちを整える治療を行うことを目的としています。
永久歯列期にはいり成長が落ち着いたら、個々の歯をしっかりと噛ませるための本格的治療に移行します。
成人の矯正歯科治療
大人の矯正歯科治療では、個々の歯の位置異常や噛み合わせの問題を解消するために本格的矯正歯科治療を行います。
部分的な治療を希望される場合は、最小限の歯の移動による限局的矯正歯科治療を行います。
矯正装置装着後は、約4週に1度程度の間隔で通院していただき、装置の調整や口腔清掃指導を行います。
保 定
噛み合わせが整いましたら矯正装置を撤去しますが、このまま放置しますと歯が元の位置に戻る「後戻り」が起こります。後戻りを防ぎ、新しい咬合状態が安定するまで「保定装置」を使用していただきます。
保定期間中は3か月に1度程度で来院していただき、定期検診と噛み合わせのチェックを行います。保定開始直後は保定装置の終日使用をお願いしますが、咬合の安定とともに装置の使用時間は徐々に短くなります。担当医の指示に従って正しくご使用ください。
終 了
矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用について
- 矯正⻭科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが⽣じることがありますが、⼀般的には数⽇間〜1 、2 週間で慣れてきます。
- ⻭の動き⽅には個⼈差があり、予想された治療期間が延⻑する可能性があります。
- 矯正⻭科装置の使⽤状況、顎間ゴムの使⽤状況、定期的な通院など、矯正⻭科治療には患者さんの協⼒が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は矯正⻭科装置が⻭の表⾯に付いているため⾷物が溜りやすく、また⻭が磨きにくくなるため、むし⻭や⻭周病が⽣じるリスクが⾼まります。したがってハミガキを適切に⾏い、お⼝の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ⻭科医に定期的に受診することが⼤切です。 また、⻭が動くと隠れていたむし⻭があることが判明することもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
- 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
- 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損す る可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
- あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
- 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
矯正歯科治療費(自由診療)
横スクロールでご確認ください。
項目 | 内容 | 費用(消費税別) |
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初診料・検査・診断 | ご相談から検査・分析・診断までにかかる費用です | ¥93,700~ |
基本施術料 | 早期矯正歯科治療(小児矯正)から本格矯正歯科治療(ワイヤー矯正)、 保定までを含む費用です。 |
¥900,000~ |
早期矯正歯科治療施術料 | 早期矯正歯科治療(小児矯正)にかかる費用です。 | ¥400,000~ |
部分矯正・補綴前処置矯正 | 対象とする部位を限定して行う治療です。噛み合わせの状態 によっては適用できない場合があります。 |
¥120,000~400,000 |
処置料 | 治療中、ご来院毎にかかる費用です。 | ¥4,000 |
保険診療
下記の「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療、ならびに顎の外科手術を要する顎変形症の手術前、手術後の矯正歯科治療、前歯および小臼歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするもの)に限り保険診療の対象となります。保険診療が可能な医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。
別に厚生労働大臣が定める疾患(令和4年4月~現在)
- 唇顎口蓋裂
- ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
- 鎖骨頭蓋骨異形成
- トリーチャ・コリンズ症候群
- ピエール・ロバン症候群
- ダウン症候群
- ラッセル・シルバー症候群
- ターナー症候群
- ベックウィズ・ウイーデマン症候群
- 顔面半側萎縮症
- 先天性ミオパチー
- 筋ジストロフィー
- 脊髄性筋委縮症
- 顔面半側肥大症
- エリス・ヴァンクレベルド症候群
- 軟骨形成不全症
- 外胚葉異形成症
- 神経線維腫症
- 基底細胞母斑症候群
- ヌーナン症候群
- マルファン症候群
- プラダー・ウィリー症候群
- 顔面裂(横顔裂、斜顔裂および正中顔裂を含む)
- 大理石骨病
- 色素失調症
- 口腔・顔面・指趾症候群
- メビウス症候群
- 歌舞伎症候群
- クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
- ウイリアムズ症候群
- ビンダー症候群
- スティックラー症候群
- 小舌症
- 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む)
- 骨形成不全症
- フリーマン・シェルドン症候群
- ルビンスタイン・ティビ症候群
- 染色体欠失症候群
- ラーセン症候群
- 濃化異骨症
- 6歯以上の先天性部分(性)無歯症
- CHARGE症候群
- マーシャル症候群
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- ポリエックス症候群(XXX症候群、XXXX症候群及びXXXXX症候群を含む)
- リング18 症候群
- リンパ管腫
- 全前脳胞症
- クラインフェルター症候群
- 偽性低アルドステロン症
- ソトス症候群
- グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
- 線維性骨異形成症
- スタージ・ウェーバ症候群
- ケルビズム
- 偽性副甲状腺機能低下症
- Ekman-Westborg-Julin症候群
- 常染色体重複症候群
- 巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)
- 毛髪・鼻・指節症候群(Tricho-Rhino-phalamgeal症候群)
- その他顎・口腔の先天異常
矯正装置装着後は、約4週に1度程度の間隔で通院していただき、装置の調整や口腔清掃指導を行います。
鶴見大学歯学部は人口370万人を超える横浜市唯一の歯学部であり、JR鶴見駅ならびに京急鶴見駅から徒歩5分前後という好立地にあることから、歯学部附属病院には多くの患者さんが受診されています。